プロ講師による個別指導塾《プロド個別指導塾》の小澤です。
GW前、高校2年生に少し難しい問題を与えてみました。
とある国立大学の長文問題で、まだまだ読解できる英語力は無いだろうなという生徒でした。
案の定、「全く理解できない・・・・・・」と、途中でギブアップしてしまいました。
その生徒は、難関大学に行きたいと、別の塾から転塾をしてきました。
しかし、危機感が乏しく、このままだと志望校合格は不可能だろうという状況でした。
今回、入試問題を解いて貰ったのは、自分の実力と入試問題の差を実感して欲しいという考えからです。
同時に、「あと1年で、この問題が余裕で解ける程度の英語力が無ければ、合格は難しい」と伝えました。
危機意識を芽生えさせる目的もありますが、到達目標を明確に与える狙いもあります。
授業の最後、生徒は「どうすれば、これを読解できる力が身に付くのか」について、熱心に質問していました。
どうやら、一定の効果はあったようです。
これは、集団授業には出来ない火の付け方です。
私が、その生徒の性格を知っているからこそ、実現した授業です。
個別指導は、他の生徒が身近にいないので、切磋琢磨できないと言われます。
もちろん、その通りなのですが、一方で、個別指導にしか出来ないモチベーションアップの方法もあります。
この生徒が、これからどの様に変わるのか、楽しみです。